日々のなかの光を感じる時間
オフの日には、午前中に自分の家のことを済ませて、昼過ぎから一人で出かけ、夕ご飯は友達と集まる。そんな一日が理想ですね。でも、誰とも会わずに、小説やドラマ、漫画を見て過ごす一日もまた大事です。気分がちょっと落ち込んだときは、一人で好きなものを食べに行くこともあるし、気の置けない友人と少人数でご飯へ出かけることで、少し気分転換をしています。
私は、広告や雑誌が大好きで、それをつくる人になりたいとずっと考えていたんです。また、写真を撮ることも好きだったので、写真を通して広告や雑誌に関わることができたらいいなと学生の頃から思っていました。
いま、撮影する時に大事にしていることは、撮っている相手がどんな気持ちかを想像すること。そして、“光を見る”ことです。例えばバスに乗っているとき、窓から差し込む光がバスの動きと同じように揺らぐ様子を、一番後ろの座席から眺めている時間も好きです。
誰かと旅行をするなかでアイデアに出合うこともよくありますね。一定の時間を誰かと一緒に生活すること自体に興味があって。知らないものを見たり、食べたり、初めての街を歩きながら写真を撮る時間もとても大切にしています。
最近気になる7つのこと
- 1. 面白かった映画
- 『恋は光』(小林啓一監督)
- 2. よく聞いている音楽
- 高木正勝『girls』
- 3. 好きな本
-
中村新一『アースダイバー』
安田佳澄『フールナイト』 - 4. 注目しているアーティスト
- なし
- 5. お気に入りの場所
- 駒場野公園
- 6. 最近買ったもの
- 不二家のサンリオキャラクターズチョコレート(全種)
- 7. 気になっている撮影機材
- なし
1982年生まれ。慶應義塾大学文学部美学美術史学専攻卒業。ロンドン大学ゴールドスミス校でファインアート専攻後、メディア学修士修了。 「美術手帖」「ARTnews JAPAN」編集部などを経て、フリーのエディター・ライター。